Googleがテストエンジニアを募集してるのは知っているだろうか?アメリカのテストのカンファレンスにはGoogleがスポンサーしているし、CASTに来ていたHarry RobinsonやLydia Ashは、2人ともMicrosoftからの転職組のようだが、スゴ腕である。
彼ら(彼女ら)が、Google mapsやGoogle talkをテストしているわけだ。何となくGoogleのコードにはバグなんて無いだろう、テストなんて不要だろう、という思いこみがあったが、凄まじい量のテストをしているはずである。結構可愛いバグがあるのを紹介してもらった。経路探索のバグとかね。
例えばGoogle talkのテストというのは、開放型で漸化型の状態遷移テストに帰着できる。では、その状態モデルを書けるテストエンジニアが何人いるだろうか。いや、Google talkのテスト設計をこなせる(テスト以外の)エンジニアが日本には何人いるだろうか。
2人のチャットのテストなら書けるかもしれない。片方が待機中、呼び出し中、通話中、切断中の4状態くらいかな。もう片方も、状態としては同じ。イベントとしては、呼び出し、切断、ブラウザ終了だとしよう。さて、テストケースは何件になるでしょう。
マルチユーザチャットなので、これがどんどん増えていくわけだ。2人の場合はできましたか?これは頑張ればできるでしょう。3人の場合は?これも何とかできるでしょう。では4人は?5人は?100人は?
このテスト設計は、手動で行うと死ぬ。だからテスト設計をモデル化して自動生成しないとやってられない。だからHarry Robinsonの出番になるわけだが。CATSのツールでできるのかなぁ。今度穴田さんに聞いてみよう。
さて日本では、モバイル系のQAエンジニアというタイトルで、テストエンジニアを募集している。腕に覚えのある方はいかが。知り合いがGoogleでエンジニアやってるなんて、格好いいなぁ。
2007-07-11
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