2007-08-25

麻布十番縁日

週末は麻布十番縁日に行ってきた。正式な名前は、麻布十番納涼祭りだそうだ。へぇ。

小さい頃はそんなに行ってたわけじゃないのだが、中学生くらいから必ず毎年行くようになった。だからもう20年以上になるのかな。そんなわけで、僕の夏の風物詩と言えば、神宮の花火と麻布十番の縁日である。この2つが無いと、どうも夏を過ごした感じがしない。

しかし南北線と大江戸線の駅ができてからというもの、人が増えすぎて困る。以前は友達や知り合いに出会ったりしたものだが、皆よそに引っ越したからか、友達が減ったからか、視力が減ったからか、いや人が増えすぎて、ちっとも誰にも会わない。芸能人にも会わない。いや会っているのかもしれないが、朝の山手線のラッシュみたいになっており、人が多すぎて認識できないのだ。六本木ヒルズも出来たしねぇ。

まぁでも、行く価値のある夜店なんて限られているから、混んでいても構わないっちゃ構わない。十番の縁日の夜店は、大きく分けて3つに分けられる。1つは、他の縁日やお祭りでも出ている普通の夜店。2つめは、十番のお店が片手間にドリンクなどを供給する夜店。3つめは、十番のお店が本気で(?)食べ物や飲み物を振る舞うお店。あ、今回から、地方の特産品みたいな夜店カテゴリもあったかな。で、行く価値のあるお店は、3つめ。空いていれば4つめも面白いかもしれないが、この混みようだからなぁ。

普段から十番に来ていればすぐに分かるが、別に初めてでも一目瞭然だ。せっかく来たのだから、たこ焼きだのお好み焼きだの焼きそばだのは食べず、十番のものを食べた方がよいと思う(まぁ別に、食べたかったら食べてもよい。僕もお好み焼きを食べることもあるし)。もしかしたら僕が知らないだけで、絶品のたこ焼きがあるのかもしれないけどね。

また重要なのは国際バザールだ。一の橋公園の中にたくさんの国の夜店が開かれる催しで、十番の縁日ならではのイベントなのだ。もともと港区、特に麻布は大使館が多いので実現したのかもしれない。各国の料理が食べられるのでオススメだ。今年は十番の通りよりも若干空いていたしね。うちはいつも、ここで晩ご飯にしてます。北側(ローソン側)に座れそうなスペースがあるけど、風下のため煙いので注意。ちなみに僕は数年前、ここで煙を浴びすぎてコンタクトを一つダメにしてしまった。

お腹がふくれた後は、今はいないけど田代まさしの焼きそば屋を見に行ったり、デストロイヤーの電気屋さん(だったかな?)を見に行ったり、お化け屋敷(今は盆踊りのようだが)の方に抜けて一息ついたり、童謡赤い靴のきみちゃんの像の近くのステージをウロウロしたりする感じかな。大混雑の十番通りは下り(?)だけにして、上りは迂回するのが落ち着けるコツかも。

今年は、今まで近寄らなかったりスルーしていたフレンチの夜店の子羊とヴィシソワーズが美味しくて感動だった。十番通りから少し外れた方が、落ち着いて上手い夜店が見つかるかもしれない。合唱するアイスコーヒー屋とかあるし。

あとは、縁日の終了時刻である21時前後に投げ売りを始めるので、交渉して安く旨いモノを買うという楽しみもある。僕も以前、焼肉をこれでもかと盛ってもらったことがある。十番は山の手だが人情味のある下町風情もあるので、いろいろ親切にしてもらえるかもしれない。

一つ悲しいのは、昔ながらのラムネがほとんど見かけなくなったこと。プラスチックのビンでは気分が出ないし、何より美味しくない。縁日以外なら浪花屋さんに行けば呑めるのだが、縁日で呑めないとチト寂しい。これも時代の流れかしら。まぁゴロゴロ売っていたのだが混みすぎて見えなかったのかもしれないけどね。

ともあれ、来年はもう少し空いてる時間に行こうっと。土曜の19時なんて、一番混んでる時間帯だもんね。

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